RESTAURANT

【パレスホテル東京・和田倉/大手町】季節の味覚を味わう極上和食

先日、パレスホテルの日本料亭「和田倉」に行ってきました!

パレスホテル東京の上層階のレストランには、初めての訪問でした。

土日の訪問ということもありスタッフのご案内体制もしっかりしていて、一人残さずお客さまを徹底的におもてなしする!という気合いの入った空間を感じました。。
(こんな場所に訪れたび、丁重におもてなししていただけることに感謝を感じながら、いつも背筋が伸びる気持ちです)

使用した個室は?

和田倉には9つの個室があるそうです。
今回使用させていただいた個室は、こちら!

小さな庭園越しに豊かな自然と東京の街並みが見えます。
もう少し大きな窓の個室もあるとのことです!

ランチの会席「舞」のお料理

今回は「舞」のコースをいただきました!
一品一品、特に印象に残った点をお伝えしていきますね。

食前酒には「壱ノ壱ノ壱」。
八海山の酒蔵と共同開発したそうです。日本酒が苦手な人でも飲めそうな、すっきりとライトな米の甘味を感じる飲み心地。

「先附」一番印象に残った一品。「無花果と菊菜豆腐の揚げ出し、ウニ、七味卸し」。無花果のフレッシュさを残したまま軽やかに揚げて、お豆腐と合わせて。お豆腐もとろっとした食感が濃厚で、汁とおろしと合わせて絶妙なバランス。

「八寸」焼き茄子のあぶったような香ばしさと酒盗の余韻がからまりあいう新しい発見の味。栗、赤蒟蒻、下に柿を敷いた一品は秋の味覚の愉しみを。赤貝のぬたの赤貝が肉厚で驚きでした。

「椀」フレッシュな蕪と、餅のおこげ部分がとても美味。“薄葛仕立”と書いた通り、とろみのある口あたりで「だし」の味わいをいつもより長く口の中で楽しめるようでした。添えられた柚子の香りは最高のアクセント。

「向附」本日のお作りは鱧、鮪、貝(名前を忘れました…)。鱧を梅肉のソースで食べるのが新鮮。

「焼物」甘酒の幽庵焼きの鮭に、薩摩香潤鶏の山椒焼き。「鬼おろし」の大根おろしの食感が楽しめました。

「焚合」初めて食べた「亥の子餅」源氏物語にも登場しているよう。鮮やかな青梗菜に”菊花あん”が日本らしい華やかさを演出していました。

「食事」「留椀」「香物」炊き込み飯に赤味噌の椀。衝撃的だったのは「生からすみ」!からすみは固形か粉末になっているものしか見たことがなくて、クリーム状になっているのを初めて見ました…。なんとも贅の極み。

「水菓子」洋梨のモンブラン。洋梨のシロップ漬けにマロンクリームの乗った一品。フルーツ×マロンクリームでモンブランというのが面白い。まるで水羊羹のようにさらりと楽しめる締めのデザートでした。

本当に、味わいは言うまでもなく、目でも楽しめる大満足の日本料理のフルコースでした。

お料理の味も一流の日本料理店

日常的に、家庭の和食意外での本格的な日本料理はいただく機会も少ないのですが、どれも季節の味覚と出汁をベースにした繊細な組み立てがなされた料理に、一口一口感動でいっぱいに。

ぱっとみた器の美しさや季節ならではのあしらいにも「粋」を感じますが、どの一品に対してもしっかり味覚も研ぎ澄ませて、香りや味わいを愉しめるようになりたいなと思うのでした。

スタッフさんの心遣い、立居振る舞いや言葉遣いにも、一朝一夕では身につかないこだわりを感じます。

私にとってはまだまだハードルの高い空間ではありますが、いつかこんな料亭が似合うマダムになる日を夢見て、また再訪問できる日々を願ってお店を後にするのでした。

 

※情報は記事公開時の2021/10/11時点のものであり、情報が更新されている場合がございます。