FASHION

たったひとつの「ケタ違い」アイテムがオーラを変える

chanel

ファッションを変えたいなら、
ひとつだけ「桁がひとつ違う」
アイテムに変えること。

多くの人はみんな、
ファッションやコスメなどを買う時に、
自分なりの「安パイ」な価格帯が
無意識のうちにあるものだと思う。

ワンピースなら、1万円くらい。
バッグなら、10万円まで。
靴なら、5千円くらいかな。
と言ったふうに。

けれど、あえて、
この枠を「一桁」増やすことを提案したい。
一桁増やして、本当に欲しいものを
探してみてほしい。

そう、例えば。
いつも1万円なら、10万円のものを。
5万を気にせず買えるなら、50万円のものを。

お洋服でも、スカーフでも、時計でも、
アクセサリーでもいい。
自分の安全な枠から飛び出して、
一つ上の何か、を探してみて欲しいのだ。

先日、ティファニーのブレスレットを買った。
定価は、約10万円。
いつもブレスレットなら、
1万円いかないくらいを買っていた。
無意識だったけれど、
いつも似たような価格帯にいたのだ。
「自分には、これくらいまでかな」
「この値段なら、使ってもなくならないだろう」
そう、なぜだか不思議と、
その方が「損しない」と思っていたから。

でも、ティファニーのそれは、
どうしても欲しかった。
毎日つけるものならば、
決して高い買い物じゃないはず。
けれど、「高いな」と思って、
ずっとそのお金が出せずにいた。

意を決して買ってから、
じんわりと、いろいろなことが変わっていた。

何が変わったのか。
そのブレスレットをつけるだけで、
今まで微妙だと思っていた服が輝いて見えた。
毎日、1時間に1回以上は目に入るので、
見るたびに満足度が高まった。
ユニクロや無印良品のシンプルな服でも、
ちょっぴり胸を張って過ごせるようになった。

正直、買った直後の新品に対するときめきは
1週間程度で落ち着いたし、
それ以降はそのブレスレットがあることが
当たり前になった。

でも、その「当たり前」に
価値があるものなのだ。

そのブレスレットを買えた自分が、当たり前。
10倍の値段に対しても、
恐怖感をもたなくていいのが当たり前。
そして使ったって、
お金は無くならないことがわかった。
適当なものや偽物で、
自分を我慢させる必要はないことがわかった。
自分の本当に欲しいものを、
お金に関係なく自分は手に入れることができるのだ。
なんなら、必要以上の物欲も気付けば収まっていた。

よく、栄養が足りていない時に
甘いものが食べたくなったり、
ジャンクなものを欲すると言うけれど、
その原理と似ているのかもしれない。

本当に欲しいものを、
一番身近に置いて愛でられるだけで、
それ以外のものに気を取られる事が
なくなったのだ。

毎日使えるもの。
頻繁に自分の目に入るもの。
手を伸ばせばすぐに触れるもの。

アクセサリー、時計、バッグなど
身近なものが多いのかもしれない。
けれど、もちろんそれに限らないのだと思う。

自分にとって一番大切なものに、
ケタ違いのお金をかけてあげる。

最高の自己満足だし、
それが「あって当たり前」
その金額を「使うことが当たり前」
そうなった時、
きっとその勇気ある投資は、
あなたの味方になってくれるはずなのだ。