新しいことを始めた誰かが、ふとした言葉に傷つくことがある。
悪意があったわけじゃない。ただ、その人には「そう見えた」だけ。でもそれが、思いのほかちくりと刺さってしまう——そういう瞬間が、世の中にはたくさんある。
「正しさ」は、その人の数だけある。
いろんな視点から見たら、どの話も合ってるし、間違ってる。
誰かの発言を「間違ってる」と感じる瞬間も、その人はその人の経験の中で「正しいこと」を言っている。私が以前しんどいと思っていて、友達にぴーぴー泣き言を言っていたことも、記憶に新しい。それもまた、別の立場の人から見れば「そっちが正義」だったかもしれない。
どちらかが嘘をついているわけじゃなくて。
みんな、自分のこれまでを背負って、自分の地図で世界を見ている、というだけのこと。
そう、新しいことを始めると、必ず誰かとぶつかる。
何か新しいことに踏み出して、自分の思いを発信し始めると、必ずどこかで誰かの「正義」とコンフリクトする。それはもう、避けようのないことで…。
挑戦するということは、ある意味で「摩擦を引き受けること」でもある。
だからこそ、周りへの思いやりは忘れたくない。相手の背景にも、ちゃんと敬意を持って。でも同時に、そのぶつかりをずどんと心の奥まで受け取りすぎないで、少し軽やかに流せる強さも育てていきたい。
真摯に、でも、しなやかに。挑戦をしていきたいものだ。
そして。
もし大切な人が、挑戦して、その摩擦に悩んでいるのだとしたら。
私は、全力で寄り添いたいし、背景含めて、まるっと信じたい、と思う。
「その人のこれまでを信じて、味方になれるかどうか」は、本当に信頼しているあいだにしか生まれないもの。
表面上の言葉じゃなくて、その人がどんな思いでここまで来たかを知っていて、それを「正しい」と言える人。
それが、本当の意味での味方だと思う。
これから新しいことに挑む人へ。
誰かの言葉に傷ついても、それはあなたが間違っているサインじゃない。あなたが動いているから、摩擦が生まれているだけ。
思いやりを持ちながら、でも、自分の軸をしなやかに守って。
あなたの「正義」を、信じてほしい。
THE CITY BAKERY 京橋トダビルディング/クラフトレモンコーラ
