PARALLEL CAREER

お金をもらわないからこそ見つかる「好きなこと」。会社員が”稼がない複業”で得られることとは?

こんばんは!まいまいです。
今回は、「複業(副業)」を考えたときについて回る、報酬とお仕事の関係性について書いていきたいと思います。

Contents

「複業」の目的は何か?

「私も複業(副業)しようかな〜」

そんなラフな会話でやりとりされるのは、「ちょっぴり収入が増えたら嬉しい」「今よりプラスアルファで稼ぎたい」、そんなニュアンスが多いのではないかなと思います。

複業といえば、本業+αの収入が手に入るイメージ。
私も、ずっとそう思ってきました。

けれど「複業」を色々と続けるうちに、「複業」は稼ぐためのものだけではなく、お金をもらわないからこそ見つかることがあるのではないかと思うようになりました。

自分はなぜ複業をやりたいだろう?
そもそも、複業じゃなくてもいいんじゃないのかな?
そう思い始めた方のヒントになると嬉しいです。

「すぐお金がもらえるのは、誰でもできること」が多い

例えば、副業(複業)に「すぐ」「短期間で」稼げることを求めるとします。
何をやるのか?そう考えたときに、報酬をもらうことができることは、「再現性があり、誰でもできること」のケースが多くなります。

明日、すぐ副業(複業)として収入が欲しい。
そう思ったときは、自分の時間を使って時間単価のアルバイトをしたり、ubereatsなどで自分の体を動かして稼ぐ選択肢があります。
稼ぐことを目的におけば、色々と選択肢があるものです。

マニュアルが明確に作られていて、誰でもできるような作業を始めてでもできるようにする。
あっけなく「報酬」を求める場合は、副業(複業)がある意味ではすぐ叶ってしまうのかもしれません。

けれど、自分は「アルバイト」がしたいのか?
そう問われると「そうではないかな…」という方が多いのではないでしょうか。

副業(複業)だからこそできること。
それは本来、「自分らしく心の底からワクワクできることに取り組んでみたい」という思いが最も大切だと思っています。

「稼がない複業」は、実は無数にある

稼がないのであれば、「複業」ではないのではないか。
そう思うかもしれませんし、実際そうかもしれません。(笑)

けれど、あえて“稼げない”と書いて伝えたいことがあります。
すぐにお金をもらわない方が、自分ができることの選択肢が増えるかもしれないのです。

副業(複業)が世間に大きく取り沙汰されている昨今、私も何かしなければいけないのでは…?
そう思わせるようなメディアや特集が多く組まれていますが、本来はそうではないはずなのです。

例えば
・自分のとても大切な人の困りごとを解決してみる
・人手が足りない、友達を一緒に手伝ってみる
・SNSで募集されている、企画のサポートメンバーに応募してみる

まさに「生業」「ライフワーク」として表現したほうがしっくりくる、自分の生活の中での“活動”は、アンテナを張ると無数に見つかるのではないでしょうか。

お金をもらわない複業は、自分らしさに気づかせてくれる

すぐに「お金をもらう」「報酬になる」ものではないもの。
そんなものを「じぶんの複業」としてスタートすると、いろいろな“良いこと”が見つかります。

メインの会社や組織で得られなかった、新しい人との出会い。
自分の普段の仕事では使わなかった視点の考えや、アイディア。
普段は気づかなかった、自分が得意なことや、他の人の役に立てること。

普段の会社では、任される仕事のジャンルが決まっていたり、組織のメンバーによってなんとなくのポジションが決まっているもの。
けれど、会社の外のまっさらな環境であれば、そんなこれまでの当たり前は「ゼロクリア」になるのです。

お金をもらうということは、ある程度の決められた「パフォーマンス(成果)」が求められがちです。
そして、それはすでに誰かが決めた枠の中で行うことが多いのです。

お金をもらわないことで、かえってあらゆる「制限」から自由になる
そして、本当に自分の好きなことができるチャンスが生まれるかもしれません。

好きなことが見つかる「複業」に出会う

自分らしい複業を見つけたい時。
「何の制限もないのなら」。「何のお金を稼ぐ必要がないのなら」、何をやりたいのだろう。そんな問いかけが効果的です。

ヒカキンさんがYouTubeがブームになるずっと前から、ヒューマンビートボックスをずっと続けていたことも有名なエピソード。
そんな話に代表されるように、最近では趣味が転じて活躍する人がどんどん増えています。
まさに、すぐにお金になること”以外”がじっくり育てて価値になる時代です。

私は現在、「ライターとしてお金をもらって書く」という複業を続けています。
けれど、仕事として安定してもらう前には、「お金をもらわないけど書く」ということも経験してきました。

自分のこれまでを掘り下げれば、昔からよく「日記」を書いていました。
自分の体験や感動をタイピングしながら追体験し、一人でニヤッと楽しむ・・・そんな自己満足的な(笑)体験が趣味のようなものでした。

自分が感動した体験を誰かに伝えたい。
自分の気持ちを書きながら整理したり大切に取っておきたい。
今思えば、そんなシンプルな思いが、今ライターやブロガーとして活動する原動力になっています。

複業は、あえて「最初から稼がないこと」にする。そしてむしろ「お金をもらわないこと」のほうを選んでほしい。
改めて、これから複業を始めたいと思う人には「心の底からやりたいこと」を複業にしてほしいと思っています。

好きなことを、自分のライフワークに

「複業」というもの。
特に「副業」という言葉から、ついつい「サブの仕事」…?という印象が強く、「お金を稼ぐこと」「もっと稼がなきゃいけない」と考えがちです。

けれど長い目で見れば、すでに会社員などの本業を持っている状況であれば、もっと自分の好きなことを探す余地があるもの。

「稼がない」ことをやることで「好きなこと」が見つかり、「好きなこと」を続けた先に、誰にも真似できない大きな価値が見つかるかもしれない。
そして、いずれ結果的に稼ぐことができるようになる、という夢のような展開に、いつか出会えるかもしれません。

短期間の稼ぐことや金額にとらわれず、多くの人が好きな活動を手がけることができますように。

今回もお読みいただき、ありがとうございました!