MONEY

躊躇なく自分にお金を使えると、人生が加速する

人にはお金を使えるけど、自分にはお金を使えない…。30年以上生きてきた私が、ようやくそのことに気づいてつい最近からその流れを変えました。すると、みるみるうちに欲しいものが手に入り、渇望感や満たされない気持ちが驚くほど消えていったのです。

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自分のためより「誰かのため」を優先していないか?

大前提として、自分のためよりも誰かのために考えたりエネルギーを使うのことは、とても尊く素敵なことです。

誰かと過ごすシーンで、そこにいる人の気持ちを慮ったり。
大切な人のギフトに、何を贈ろうか考えて試行錯誤したり。
自分以外の人を豊かにしよう、幸せにしようと言う気持ちはとてもまっすぐであり、ポジティブなエネルギーを生み出します。
けれど実は、その前に自分を優先できているかどうか。人の気持ちに敏感な人ほど、誰かのことを考えるより自分のことを考える方が難しいのです。

自分と人へのお金の使い方を確認する方法

自分はそんなに人に対して優しくないから…。そう思った人に、人と自分の優先度合いを確認できる方法があります。
それは、誰かに送るギフト(プレゼント)に使うお金と、自分のために使うお金の“払うときの気持ちの違い”がないかと言うことです。

例えば、とても大切な友人が欲しがっている「コスメ」があったと仮定してみます。
そのコスメは、ちょっと手を伸ばせば買いに行ける場所にあります。きっと「友人ならこの色が似合いそうだなぁ」と妄想しながら吟味して探し、何なら他のコスメもちょっとおまけでつけてあげようかな…そんな気持ちで可愛くラッピングまで仕上げてプレゼントするのではないでしょうか。

そんなプレゼントを買ったことがある人に、「同じことを自分にもちゃんとしてあげられてますか」と、問いかけてみたいのです。
同じブランドを買って、同じように似合う色をちゃんと探してあげて、欲しいのであればラッピングまでしてあげられますか、ということまで含みます。

「お金の払い方」に、自分の気持ちを読み解くヒントがある

さらに、そのギフトを買うときに支払う時(クレジットカードを出す時)の気持ちを観察すると、はっきり違いに気づくことがあります。

誰かのためにと思って選んで買ったものを買うときは、軽やかにクレジットカードを出し、それがいくらであるかそんなに気にせず、ラッピング代金がたとえ100円かかろうと、より“かわいくてときめく方”を選択しているのではないでしょうか。

かたや、自分自身のものを買うとき。欲しいものが既にあるのに、それを買えなかったり、買うときのクレジットカードを出す気持ちや手がとても重々しいものであったりしないでしょうか。

自分にお金が使えないと言う事は、自分にはそれだけのことを受け取る価値がないと自分で認めてしまっているようなもの。

大切な人へギフトを贈るのと同じように、自分に対してもギフト送るようにお金を使う。 その躊躇のなさが、自分自身のセルフイメージを上げ、自分を次なるステージに上げるきっかけになるのです。

自分のためにお金を使えるようになるには、練習が必要

人のためにお金を使える人は、練習しなくても誰かのために簡単にお金を使えます。ただし、自分のためにお金を使うことには実はある程度の練習が必要だと思っています。

自分のためにお金を使おうとすると、まるでプチバンジージャンプのように「本当に買って大丈夫?お金がなくならない?」と言う小さな恐怖のようなものが来ることがあります。

その気持ちを小さい額のものから少しずつ金額を上げて、ちょっとずつちょっとずつ乗り越えていけば、いつしか自分のために躊躇なくお金が使えるようになるものなのです。

自分自身「も」大切な人のように扱う

自分のやりたいことがわからない、なんとなくモヤモヤしている。そんな気持ちは、実はちょっとした自分の自分に対する扱いで変わるかもしれません。

「お金の払い方」は、たくさんあるアクションのうちの1つです。ちょっとした心の持ち方で、意外と欲しいものはすぐ手に入るかもしれません。そんなあっさり豊かになる方法を自分自身が実践して、これからもお届けしていきたいと思います。