こんにちは!まいまいです。
ファッションやコスメなど、女性を中心のターゲットにした仕事を10年しています。
今回は、「自分ブランドをつくる」ことを目標にした時の
ファッションや見た目の戦略的な活用法について、お話ししたいと思います。
Contents
「自分ブランド」がなぜ必要か?
最近、「わたしらしく」「自分らしさ」という言葉を聞くことが増えました。
コロナウイルスの影響もあり、私たちの働き方に対する意識も変わり、
同時に、リモートワークや副業、フリーランスといった、
従来の組織の中に所属して働くという概念から、
自分個人として仕事をとって働く、という機会がどんどん増えています。
組織の中であればそこまで意識してこなかった「個人」の視点が増えることにより、
「あなたはどんな人なの?」
「あなたは他と何が違うの?」
「あなたは何ができるの?」
ということを無意識に問われて、
自分と向き合う機会が増えたのではないでしょうか。
自分を魅せるための戦略的な「ファッション」や「見た目」
オンラインでは、SNSのアイコン、アバター、バーチャル背景など、
平面のデザインで表現ができる機会がどんどん増加しています。
特にzoomの背景画像など、あっという間に定着し、
オリジナリティを新たに出せる場が増えました。
今後はVRやARなど、バーチャルな世界でもよりリアルに近づいていくので、
新しい表現も増えますね。
それでも、やっぱり自分という存在に向き合う中では、
直接人とやりとりしたり、コミュニケーションをしたりと、
「リアル」な対面のシーンの存在感は欠かせず、
オンラインが増えたからこそ、その意義も高まっているように思います。
今回は、あくまでリアルの「ファッションや見た目」という切り口において、
自己表現に使ってもらえるポイントを5つあげてお話ししたいと思います。
自分ブランドをつくるための「見た目」のポイント
①「使う色」を統一する
人に大きな印象を与える要素の中で、やはり存在感が大きいのはやはり「色」です。
その色の持つパワーは大きく、明るいのか、穏やかなのか、
落ち着けるのか、華やかなのかなど、その色の持つイメージを、
お洋服で着たりアイテムで身につけることで、相手に印象付けることができます。
逆に、自分が好きな色は、自分が本来持っているイメージや、
自分が見せたいイメージだったりします。
ぜひ、自分のイメージカラーを設定していみましょう。
例)
・淡いお菓子屋さんみたいなピンク、淡いブルーのペールトーンで統一された後輩
・マスタードイエロー、ビビットレッド、エメラルドのようなグリーンのパンツなどカラーを着こなす先輩
②「スタイル」「形」を統一する
お洋服の持つ「スタイル」や「形」を統一するのもまた一つのポイント。
いつも、シルエットの綺麗なロングワンピース。いつも、デニムに白シャツ。
そんな風に、自分のお気に入りの「定番形」を持つことも、またおすすめです。
自分のお気に入りの形を知ることは、つまり似合う組み合わせやスタイルを知ること。
自分の体型や雰囲気、またライフスタイルに一番あった服はどんなものか?
それを知ると、自分の過ごしたい日常のヒントも見えてくるかもしれません。
例)
・シンプルな白Tシャツに、細身のデニムのミニマルルックが素敵な取引先
・すこし細かいカラフルな柄が目を引くシャツスタイルの先輩
③「着るブランド」を統一する
特にファッションの初心者におすすめなのがこの方法。
自分の服のテーマやジャンルがまだ定まらない時には、
「このブランド、なんか好き…!」と思えるブランドで、
複数のコーディネートが組めるように
揃えてみることをおすすめします。
同じブランドであれば、高い確率で合わせやすく、イメージも同じです。
違うブランドでは、同じ「ベージュ」でも微妙にトーンが違う「ベージュ」になり
合わせづらいのですが、同じブランドではそんなことが少なくなります。
「このブランドみたいになってみたい」をまるっと大人買いしてみるのも、
自分のイメージを最速で着替えるポイントです。
例)
・いつも大好き「TSUMORI CHISATO」でブラウスもワンピースも揃える知人
・落合陽一さんの「ヨウジヤマモト一択」の黒い服
④「いつも身につけるもの」を統一する
オシャレな人は、いつもすべてを毎日変えているわけではありません。
いつも固定でつけている「何か」があったりします。
「いつも身につけるもの」は、自分がつけていてしっくりくるもの、
真に自分がテンションが上がるものを選びましょう。
特にアクセサリーなどだと、取り入れやすいですね。
ちょっといい時計、自分が好きなアクセサリーブランド、
履き心地もデザイン性も◎な靴など、
何かを定番化することで、自分のイメージづくりにもつながり、
それありきで、コーディネートを決めることができるようになります。
例)
・オシャレ上級者な先輩の手元にコーディネートされたゴールドの華奢なリング
・いつも取引先の小粋なおじさまが身につける帽子と赤い蝶ネクタイ
⑤「重点を置く場所」を統一する
オシャレの「重点」は、実はよく見ると人によって違います。
首元がきれいな人は、デコルテを強調するような首回りがすっきりした服を。
足がすらり伸びてきれいな人は、そのシルエットが一番美しく見えるパンツを。
すべての人が全部のパーツがきれいなんてことはないのです。
良い場所もあれば、自分にとって気になる場所もあります。
全身の中でメリハリをつけることで、
自分の「特にここが好き!」という部分にフォーカスができるようになります。
そうなると、気づくと、自分の気になるところが気にならなくなってくる、という効果も
きっとあるでしょう。
自分の「重点」を知ることも、自分らしいオシャレの大きな一歩です。
例)
・敏腕経営者の、手元に驚くほどのボリュームでついている重ね付けのブレスレット
・ショートカットが素敵なあの子の耳元に踊る存在感大なイヤリング
「自分ブランド」づくりで、自分らしさを見つける
先にあげた5つの項目は、つまりビジネスの世界での「ブランディング」と通じています。
そのサービスはどんなサービスで、どんなイメージで、何を表現したいのか。
自分はどんな人間で、どんな言葉や行動をし、何を表現したいのか。
他と何が違って、何が魅力なのか。見た人にどんな体験(印象)を持ってもらうのか。
ブランディングは、あくまで手段。
ブランディングのために装うのではなく、
ブランディングをすることによって、本当の「自分らしさ」にも
気づくことができるかもしれません。
ぜひ、「自分ブランド」を探しながら、自分の素敵なところ、いいな!と思うことを
一つでも多く見つけてみてくださいね。