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「これ高い…」と感じた時に必見。目先の「ものの値段」にとらわれてはいけない理由

dior

こんにちは!まいまいです。
ファッション・ビューティに関する仕事に携わりながら、
自分らしいオシャレや生き方についての情報発信をしています。

先日、300円ショップのイヤリングを買うのをやめました。
その時の小さな、「これからの買い物に対する向き合い方」が変わったお話しします。

 

ショップにキラキラと並ぶ、1000円以下の、プチプラのアクセサリー。

最近のショップは本当に品質が優れていて、安くてもすごく可愛く、トレンド性の高いものがすぐに手に入るもの。
(最近の品質の進化は、値段の割に高いクオリティがほんとうにすごい!企業努力を感じます…)

気ままにショッピングしていたとある日、ふらりとショップに立ち寄った私の目に入ってきたのは、300円ショップでディスプレイされていたイヤリング。

「あ、かわいい!」

欲しかったものに似ていたので、わたしはすぐに手に取り、耳に合わせてみました。うん、悪くない。持っている服にも合いそう。
少しだけ見比べて、あっという間にこれにしよう!(安いし)と思いついた私は、イヤリングを持ってふらふらと店内を歩いていたのです。

 

でも、なんとなく、消えないもやもやした気持ちが残っていました。

「可愛いし、別にお財布も傷まないのに、なんでどこかにひっかかりがあるんだろう・・・」

 

そう思いながら、決めきれずウロウロと店内を歩いていた時、ふと気づいたのは自分がつけていた先日買ったお気に入りのティファニーのネックレスでした。
ティファニーハードウェアの美しいフォルムに、定期的にクリーニングをお願いしていたブレスレットはとても輝いて見えたのです。

 

その時、ようやく気づいた私。

「自分にとって安いものを買うことで、自分の気持ちを上げるチャンスを失ってしまうんだ・・」
そんな気づきにハッとしたのです。

イヤリングに加えてヘアクリップとヘアゴム(増えていました笑)を手に抱えていた私は、そそくさとすべてを売り場に戻し、お店を後にしたのでした。

1,000円以下のプチプラのアクセサリーを買うことは、私にとって金銭的にはダメージにはならない価格のものです。ファッション好きな人にとっても、気軽に変える価格帯のアイテムなのではないでしょうか。

 

けれど、大切なのは買った後のこと。

買った後に、毎日それをつける瞬間、そしてその時の自分の思い。
アクセサリーケースにそれが入っているところを眺める時。
たくさん同じようなアイテムが増えた時に、どれにしようか悩む時。
いつの日か使い飽きてしまった時に、手放すこと。

その時々の瞬間に、
お金が減っている、減っていないということではなく、
自分の気持ちがどう動くかということが、もっと大切なことなのです。

 

毎日それをつける瞬間に、
「あの時買ってよかったなあ、こんな素敵なアクセサリーをつけられて幸せだなあ」と思えるのか、
「これ、安かったから買ったんだよなあ」と無意識に思うのか。

使い飽きてしまった瞬間に、
「多分今も欲しい人はたくさんいるから、どうやって次の人にバトンを渡そうか」と思えるのか、
「錆びて、ぼろぼろになっちゃった。いつゴミにしよう」と思うのか。

 

目減りするお金よりも、そのものと接点を持っている時の自分の気持ちは、そのものに対するイメージや思い入れによって、雲泥の差があります。

特に日々身につける機会が多ければ多いほど、その効果は増していきます。
毎日つけるアクセサリー。お洋服などのファッションアイテム。

ファッションにまつわるアイテムは、身につける時にその「もの」だけのパワーをもっていないはず。
それを買った時の気持ち、それに対する自分のイメージ、どれほど自分がそれを大切にしたいかという自分の思いなど、すべてをひっくるめて身に纏うものなのです。

 

自分にとって「これ安いなあ」の気持ちを纏ったものを身につけるのか、「高かったけど、本当に好き」というパワーが詰まったものを身につけるか。
それだけで、日々の自分の気持ちに対する影響も、大きく変わるものです。

 

「これ高い…ちょっと安いものにしておこうかな」
「お手頃価格だから、欲しかったものの代わりに買っておこう」
お金なんかより、もっと大切なのは、自分の気持ち。

きっと、もっと高いものが買ってみたくなる。
自分にとって高価だと思うものが買えれば、それだけ自分の気持ちを高めてくれるチャンスが増えるはずです。

 

”自分の気持ちを日々上げ続けてくれる効果があるか”
そんな視点で、もの選びの選択肢をもっと自由に、広げてみてはいかがでしょうか。