FASHION

「欲しいと思わされている服」を買わない

こんにちは!まいまいです。
ファッションやビューティに関わる仕事を10年しています。

今回は、あえて辛口に、今存在する「自分にとって”欲しいと思わされている服”」と書きました。
本当の自分が着たい服を選ぶために、こんな価値観が出てきたら気をつけようというポイントを3つにまとめました。

きっとそれらから解放された時に、本来の自分が選びたいものが選びとれるはず。

それでは、どうぞ!

Contents

わたしたちの服選びは、実はノイズの宝庫

服を選ぶ時に、どうやって自分は選ぶのでしょうか?

・あ、可愛い!と思ってディスプレイされている商品を手に取る
・この色、柄、素敵!と思って興味を持つ
・これ欲しいなあ・・とインスタグラムから画像を見つける

「素敵!」「ほしい!」「可愛い!」その気持ちは、本当に大切にしたい素直な心のときめきです。
出会ったものに対して、素直に心からそう思えた服。
それはぜひ、買ってみて欲しいと思います。

気をつけるべきは、ときめき先行ではなく、服が必要だから買わなきゃいけない、
そんなシーンの方に潜んでいます。

避けるべき服を買うモチベーション

今みんなが持っているから(トレンドだから)

一番無意識にでも陥りそうなことがこの点です。
トレンドの元になるファッションブランドのコレクションは、本来デザイナーのあたらしい世界観の発信や、社会的なメッセージを当たれるものなど、非常に尊いもの。

でもそれが個人ベースに落ちてくると、「これを持っていればオシャレ」「これを持っていないと遅れている」そんなメッセージになりかねなかったのがこれまでの時代。

誰々も着ていたしな、雑誌で見たからなあ、そう思っていた瞬間に、その服選びは自分の価値基準からずれてしまいます。
トレンドで推されているものが、自分が本当に好きならもちろん問題ありません。

その「いいな」と思う気持ちが、「これを着たらみんなに褒められる」「差をつけられる」そんな言葉に後押しされてるものならば、すこし注意が必要です。

憧れの人が持っているから

モデルやスタイリスト、センスの良いあの人がもっているアイテムは、どうしても光り輝いて見えます。
これを手に入れれば、その人の世界観が手に入るかも・・??
そんな未来へのときめきも潜みます。
けれど、そのものを手に入れるだけでは、その人になれないのもまた真実。

ものを手に入れるのは簡単です。

でも、本当にその人はそのものを持っていることがその人にとって大切なのでしょうか?
本来は、その人のライフスタイルや世界観全体に惹かれているのかもしれません。
もの以外で実現できることがあるならば、そこから先に考えるのも、また有効です。

着たら誰かが喜びそうだから

この点は、一見「そんなこと思って服なんて買わないよ」って思うかもしれません。

ただし、この服を変えば、親が安心する、彼氏が褒めてくれそう、友達から仲間はずれにならない、どこかひとつは思い当たることがあるのではないかと思います。
所属しているコミュニティの中で浮かない、なじめるかどうか、もこれにあたります。

欲しい色や柄があるのに、周りの目を気にして、ちょっと地味な色を選んでしまう。
本当は挑戦してみたいけど、「誰々にはそれは似合わないよ」と言われそうだから、違う方を選ぶ。
誰かの目によって選ばれたクローゼットと向き合うのは、もう終わりにしませんか。

本当の自分が着たいものを纏おう

ファッション選びには、自分の「自分らしさ」に対する表現の自信度合いが反映されるもの。

改めて自分の選んだファッションを考えてみると、自分にとってのノイズがどこまで多いのかに気づくかもしれません。

ファッションは社会的な接点でもあるもの。
誰かに見せるため、コミュニティの中で存在するためにも、もちろん必要な要素。

けれども、その価値観に圧倒されすぎて、本来の自分が着たいものを着れなかったり、誰かの価値観の中で生きることから、ぜひ解放してほしいと思います。

 

多くの方が、本当の自分が着たいファッションを、選べるようになりますように。