COSMETIC

コスメを”爆買い”したら人生の道が開けた話。自己肯定感とコスメの不思議な関係。

シャネルの口紅(ルージュ)

自分のために、好きなコスメを買ってあげられますか。
自分が望むものを、躊躇なく買えて使えますか。

そんなの当たり前だよ、
そう言えない人のために、自分と同じ気持ちでいる人のために、この記事を書きました。
「コスメ」という言葉を、別の言葉に置き換えてもいいかもしれません。

もっと自分に、やりたいことや欲しいものに素直でいさせてあげたい。
そもそも、自分の気持ちがわからない。
そんな人に「コスメのお買い物」という視点で記事を贈りたいと思います。

Contents

私のコスメ”爆買い”の2ヶ月間

12月から1月にかけて、ずっと欲しかった(けど買えなかった)コスメを、一気に買いました。

<私が買ったコスメ一例>
・クレドポーボーテ セラム
・コスメデコルテ モイスチュアリポソーム
・アルビオンエクサージュ 導入乳液
・DUO クレンジングバーム
・ビタブリッドCフェイス ビタミンCパウダー
etc…

おそらく、総額20万以上はかけたのではないかと思います。。

とにかく「これまで使ってみたかったもの」「でも買っていなかったもの」を
短期間で全て手に入れてみる、ということをやりました。

なんで突然にコスメを買い漁ったのか

このタイミングで、自分の大切な人や未来を考えていく状況が幾度となくあり、
「自分らしく生きたい。自分らしくいたい。自分のやりたいことをやってみたい」
という思いと何度も向き合いました。

一番一緒に過ごしている自分のはずなのに、
やりたいことが、見つからない。
自分の気持ちが、わからない。
足掻いて足掻いて、ようやく研ぎ澄まされた先にあったのは、“「美しさ」というものに、自分で自分にお金をかけることを許してあげたい”そして、これまでは“ずっと許してあげられなかった”ということへの気づきでした。

そもそも、人からは幸いにして比較的「綺麗」と言ってもらえることがあった私でした。それだけ、必要な努力はしてきていたつもりです。
けれど、その裏側では、自分で自分を綺麗にすることにお金をかけてはいけない、自分になんか投資をしてもしょうがない、そう思っていたのです。
無料でできることはすぐに取り入れられる。健康につながる運動には即投資できる。
けれど、なぜか基礎化粧品やメイクにはお金をかけられないという矛盾があることに気づいたのが、このタイミングでした。

実はモデルや女優さん、キャバ嬢やホステスにもなぜかずっと憧れていた私。
その奥には自分自身の美しさを磨くことに対して、躊躇わず投資をして輝いていたかった、ということが心の底にあったことに気づいたのでした。(同じ考えで、ネイルサロンやヘアサロンにもお金をかけられないマインドでした)

実際にやってみたこと

実際にやったこととしては、とにかく見境なく(笑)、
「自分が欲しかったもの」
「欲しかったけど、高いからランクを落として似たようなものを買っていたもの」
「人によくプレゼントしているけど、自分には一度も買ってあげたことがなかったもの」
を、買ってみたり、もともと持っているものと入れ替えてみました。

こんなアクションが多かったです。
・ECサイトの自分の「欲しいものリスト」を見返したり、改めて「欲しいものってなんだろう」と、徹底的に追加してみる時間を作る。
・「これは高いから、安めのこれでいいか」とずっと変えられなかったコスメを見直してみる。
・人によくプレゼントするアイテムを、自分のためにギフトとして買ってあげる(そして即日に開けて躊躇なく使う)

どのアプローチでも効果があったなと思いますが、一番わかりやすいのは3つ目の「人によくあげているけど、自分には買っていなかったもの」でした。
ukaのネイルオイル、WELEDAのバスオイル、FEMMUEのフェイスマスク、Diorのリップなど、”センスの良いあの人”にプレゼントしたい一品を、”あの人”ではなく自分にプレゼントしてあげるという行為は、まさに「心に効くコスメ」だったなと思います。

コスメを手に入れてみて、何が変わったのか

自分の「自己肯定感」が変わった。

それに尽きると思います。

「自分の使ってみたいもの」や「自分から見たらハイランク」のものを、自分でも使っていいよと許可を出したら、変わったのは「自分が自分のことを価値と思えること」でした。

買った当日は、そんなにわからない。ソワソワしながら使います。
1週間位経つと、「そのコスメがあることが当たり前」になってきます。
忘れた頃に、「なんでこんなにこれを使うことを躊躇していたんだっけ」となります。
それを過ぎたときに、「これも知ってるけど、私はこっちが好きかも」と、選択肢の幅が広がっているのだと思います。

私は、このタイミングにある一つの2万の美容液を買ってみました。
徹底的に自分の心にご褒美をさせたくて、一番高いラインの一番いいものを買ってみたのです。

でも、買ってみたけど、どうにも肌に合わないし、リッチすぎるのかかえって肌の調子が下がってしまう。色々使い比べてみた結果、今は2千円以下の美容液が何より気に入っています。
それでも、「2万の美容液を自分のために買えて、それを知った上で自分の好きなものを選べる」という状態は、一度手に入ってしまえばずっと自分の味方でいてくれます。同じ体験をするなら、早い方がいい。

ちなみに、「他の人からもらうコスメ」よりも、「自分で自分に買ってあげられるコスメ」の方が効果がてきめんです。むしろ、「他の人にもらうコスメ」の効果は、1/10くらいの肌感覚です。
「使う経験」はできるものの、「自分で自分に投資してあげられる」という感覚がないため、結局根底の自分の気持ちの土台がなければ、元に戻ってしまう、そう思います。

変わったマインドで、実際の行動も変わっていく

自己肯定感が高まると、いいことがたくさん起こります。

「自分」はこのままでいい、という、何もしなくても自分が素敵だ、素晴らしいと思える時間が増えます。

仕事やできないことがあって怒られても、自分の心に受けるダメージが見違えるように減ります。何を言われても失敗しても、自分で自分の価値を信じているので、心の”芯”が棄損されないのです。(私は仕事で凹むことが格段に減りました)

好きなことは好き、嫌いなことは嫌い、私はこう思う、ということが素直に口から出るようになります。

「たかが買い物」「たかがコスメ」・・・
そう思われがちですが、その根底には「自分の美しさに躊躇なく投資できるか」という、自己肯定感の基礎ができているか、ということを知るきっかけだったなと思います。

あなたにとっての「”買えない”コスメ」は何ですか?

自分にとって、買えないもの。買ってはいけないもの。自分になんか買えない、と思うもの。
もしかしたら、コスメじゃないかもしれません。
ちょっとした食べ物かもしれないし、お洋服かもしれません。もしかしたら食器かも。

欲しいのに、自分自身が実は「買ってはいけない」と思っているものに気づけたら、もう扉は目前です。
自分らしさは誰にも止められていない。
「あなた」が止めているだけだと思います。

ファッションやビューティという側面をきっかけに、いろんな人の枠を外していけるように、これからも書き続けたいと思います。

お読みいただき、ありがとうございました。

 

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