こんにちは!まいまいです。
今回は、2019年11月下旬の週末に行ったフィジー旅行で、実際に泊まった3件のホテルのご紹介をしたいと思います。
フィジーはフィジー本島と、今回ご紹介する西に広がるママヌザ諸島やその他多くの島で構成されている国。
青く透けるようなエメラルドグリーンの海や、島の滞在をイメージする南国の国ですが、選ぶホテルの種類や場所によって様々な過ごし方ができる国です。それと同時に、過ごしたいステイの雰囲気や旅のイメージに合わせてホテルを厳選すべきでもあるのが正直なところ。
今回は3泊4日で行ったフィジー旅行で行った、3つのホテルの個性や良いところ・気になる点を率直に書いてみたいと思います!
まとめると、全ておすすめできるレベルの満足度でしたが、それぞれ個性と過ごしたい雰囲気が全く異なるので、これからフィジーに行きたい!と思って
いる方向けに、より自分の好みのホテルが選べるために書いていきたいと思います。
目次
- フィジーのホテルの特徴
- セレニティ・アイランド・リゾート
- ロマニ・アイランド・リゾート
- ラディソン ブル リゾート フィジー デナラウ アイランド
- おわりに
Contents
フィジーのホテル
フィジーのホテルは、フィジー本島にあるホテルと、ポート・デナラウ(港)からフェリーを使って移動する島々のホテル、そしてフィジー本島から飛行機で移動するサブサブエリアなどのバトア島などに分かれています。
今回はフィジー本島にあるホテルと、ポート・デナラウ(港)からフェリーを使って移動するホテルそれぞれに泊まりましたが、移動時間も含めるとその組み合わせは工夫が必要だったり、飛行機乗り継ぎの場合はより長い滞在期間が必要になったりと、選ぶにはコツが必要そうです。
今回は、月・火に有給休暇を取って満喫できるフィジー旅行として、
- 金曜:成田空港発の深夜便でフィジーに移動
- 土曜:朝 フィジー・ナンディ空港着、①セレニティ・アイランド・リゾート 泊
- 日曜:②ロマニ・アイランド・リゾート アダルトオンリー 泊
- 月曜:③ラディソン ブル リゾート フィジー デナラウ アイランド 泊
- 火曜:ナンディ国際空港 14時台の便で成田に移動
上記のスケジュールで満喫した3つのホテルをご紹介したいと思います。
①セレニティ・アイランド・リゾート
フィジー本島にあるナンディ国際空港から、タクシーで20分の距離に位置するポート・デナラウ(港)から、フェリーに揺られること1時間。「1島1リゾート」である、セレニティ・アイランド・リゾート。まさに、1つの島に1つのホテルしかない南国の島ならではのリゾートです。
フィジーはどのホテルでもとびきりの”フィジアンスマイル”で出迎えてくれ、ホテルのスタッフと自己紹介し合い、握手をしてホテルのステイが始まるのも印象的。ただのスタッフではなく、人として歓迎してくれる様子が心温まる気持ちになります。
大きな木造りの温かみあるエントランスに迎えられ、海の風を感じながらいただくウェルカムドリンクのパイナップル&ココナッツジュースで、一気にフィジーの旅気分が上がります!
お部屋は海に面した少しコンパクトなサイズのコテージ型の建物は、ビーチビューと、オーシャンビュー、ガーデンビューの3種類で、私が泊まったビーチフロントヴィラは、まさにドアを開けたら目前は海!5秒でビーチ到着です。さらに目の前には1ヴィラ1つのハンモックも!
朝起きてカーテンを開けると、一面海の世界が広がります。エメラルドブルーの海をイメージするようなブルーがアクセントになったベットリネンも素敵でした。
滞在中の過ごし方としては、何よりも自由なマリンスポーツを存分に楽しむこと!
カヤック、サップ、シュノーケリングが楽しめます。あまり開発されていない地域だからなのか、シュノーケリングは15メートルほど浜辺から泳げば比較的透明度が高く、2m程度の深さでも色鮮やかな魚たちに出会うことができました。
カヤックやサップはスタッフの監視や制限エリア等が厳密にないので、かなり自由に遊べます。(自由すぎて少し不安になりました‥笑)他のお客さんもあまりいないので、貸切状態の海です。
また、海で泳ぎ疲れたらホテルのプールで泳ぐのも良さそう。プールサイドのデッキチェアでひなたぼっこ(※日焼け注意)でのんびり過ごすのもおすすめです。
また、レストランは夕食が滞在中一番美味しかったのは実はここ!
白身魚のレッドスナッパーのグリル、牛肉とパスタの冷製サラダ、フィジー風カレーはどれも日本では食べられないものばかり。ライムの効いたレッドスナッパーのグリルはボリューム感満点、冷製サラダはエスニックの風味が印象的な味、フィジー風カレーはお肉の代わりに白身魚のフライのようなものやナスなどの日本でいう夏野菜がごろごろはいっており、食べ応え十分。これまでゆるめだったスタッフも、ディナーで一転、ちょっぴりフォーマルなおもてなしスタイルに。素敵なご飯の時間が過ごせました!
私の滞在時、もちろん他にも滞在客はいましたが、ホテルの大きさに対してかなりゆとりのある予約の割合だったのか、滞在中他の客とすれ違うことはほとんどありませんでした。レストランスペースにいっても自分たちしかいないこともしばしば。
ワイワイにぎやかな雰囲気よりも、まさにホテルの名前が体現するセレニティ(静寂)の空間を楽しみたい人にはうってつけかもしれません。
難点は、まず1島1リゾートならではなのかもしれませんが、水道などのインフラが弱く、シャワーのお湯が出てくるまでにかなりの時間がかかる点や、コテージ型ならでは虫が部屋に入ったり、食事時に(特に朝)ハエが気になったり・・・。あとは、あまりにもおおらかなフィジアンならではの、マリンスポーツの道具を借りたい時や困った時にも、スタッフが近くにいなかったりすることも多々。全体的にラグジュアリーな雰囲気より、自然と共存している雰囲気のホテルです。
総括すると、
- 開発されすぎていない、自然体なフィジーや島ステイを感じたい人にとってもおすすめ
- 全体的にのんびりとしたおおらかな空気が漂い、客数も少なめなので、のんびりゆっくり過ごせる
- 上述したマリンアクティビティ以外エンタメ要素が少ないので、刺激が欲しい人は複数日いると飽きてしまうかも
滞在中の満足度は2番目でした!
2. ロマニ・アイランド・リゾート アダルトオンリー(マロロライライ諸島)
こちらは、ポート・デナラウ(港)からフェリーで30分程度の場所に位置する、ママヌザ諸島では2番目に大きい島。
マロロライライ諸島には複数のホテルがあり、そのうち港からすぐでかなりの面積を誇るホテルがカジュアルなプランテーションアイランド。こちらは1万円台(2019年11月現在)から泊まれるホテルですが、今回泊まったロマ二・アイランド・リゾートはその奥に位置するワンランク上のホテル。「アダルトオンリー」の名前の通り、大人限定のホテルで、ラグジュアリーなカテゴリーのホテルです。
港に迎えてきてくれたスタッフが、貝殻でできたネックレスを掛けてくれます。ロマニのホテルのオープンカーで、プランテーションアイランドを横目にホテルに向かいます。
どのホテルでも、エントランスでは歌を歌い、精一杯のおもてなしの気持ちを表現してくれます。
ホテルに着くと、プルメリアで飾られたココナッツのウェルカムドリンクが。
泊まったのは「ハイビスカス・スイート」というフロントからほど近いホテル。5~6人がゆっくりすごせるリビングのようなスペースの奥には、贅沢なほど余白を持ったベッドルームにキングサイズのベッド。ベットに置いてあるビーチバッグはロマニの文字が入り、不織布のラフなものでありながら思わず持ち帰りたくなります。
洗面台は2台あり、ゆったり身支度もできます。セレニティで心配だった「お湯問題」はなく、シャワーも快適に過ごせます。部屋の奥のドアを開けると、なんとプライベートな外のシャワーも!他の人に見られる心配なく、開放感あるフィジーの空と揺れるヤシの木を眺めながらシャワーを浴びることができます。
こちらのホテルの一押しとしては、ホテルの中央に位置するプール!最も深い場所だと1.7mを超えるプールで、泳いだり漂ったり、プールの中から海を眺めたりと優雅な気持ちになれます。プールサイドには深いエメラルドグリーンのソファベッドがあり、泳ぎ疲れたら水着姿でゆったりすごせます。寝転んで本を読んだりと、思い思いの過ごし方をする海外のお客さんがくつろいでいました。
ごはんをいただくエリアは、同じホテルの中でもビーチの見えるテーブルやビーチまで10メートルのテーブル、半屋内のレストランとさまざま。
私が利用したビーチの見えるステージ状にも見えるテーブルは、有料オプションとして予約でき、他には結婚の周年記念を祝っているような海外のお客さまが2組。若いお客さまもいましたが、味のあるシニアのお客さまも利用されていて、まさにアダルトオンリーの名にふさわしい、大人のお客さまを満足させる優雅な雰囲気が漂っていました。
ディナーでは、他のホテルとの食べ比べも楽しみたかったので1日目と似たメニューをセレクト。ピラミッド型になったライスのついたエスニックなカレーや、白身魚のグリルなどをいただきました。美味しくはありましたが、ボリュームやコスパではセレニティの方が満足度が高かったのが率直な印象。テーブルにもよりますが、雰囲気はビーチのちょっとカジュアルなフレンチレストラン、のようなイメージです。
ここで最も「推し」なのは、無料で楽しめるツアー!
参加した「ドルフィンサファリ」は、20名ほど乗れる船に乗ってイルカウォッチングとシュノーケリングを楽しむツアー。残念ながらイルカには出会えませんでしたが、「マロロバリアリーフ」に近いサンゴ礁の場所では、目前にカラフルな海水魚の群れが迫る、これまで体験したことのないシュノーケリングが楽しめました。また、途中どこまでも広がる白い砂浜のエリアに立ち寄り、フィジーの海と自然を大満喫することができました。
難点は、とっても充実してバリエーションもある朝食に、ハエや蚊が寄ってきて集中できなかったこと。これはとても残念な体験です…。さらに、虫除けスプレーをつけ忘れてしまったために夜に蚊に刺され放題だったことが辛かった。
また、ホテルのビーチでシュノーケルもしましたが、ほとんど魚に出会えずナマコだらけだったこと。(笑)あと、欲を言えばもう少しご飯が期待を超えるとなおよし。それらを除けば、とても優雅でリッチな記憶に残るホテルでした。
総括すると、
- ラグジュアリーで特別感あるステイを楽しみたいなら非常にオススメ!
- ハネムーンや、記念旅行などと思われるカップルが多いので、節目の大切な旅行に合う
- 1日で滞在を終えるのがもったいない素敵な空間なので、可能であれば複数日の滞在がいい
滞在中の満足度は1番目でした!
3.ラディソン ブル リゾート フィジー デナラウ アイランド
最後に泊まったのはこちら。フィジー本島にある、ポート・デナラウから車で10分~15分のザ・リゾートホテルです。
ヒルトンやシェラトンなど、メジャーなホテルの横並びに位置し、どちらかといえばカジュアル、ファミリー、ワイワイ賑やかなホテルです。お客さまの層も、オーストラリアやニュージーランドなど、近い距離からちょっとした休暇に来る人が多いのかな?という印象です。
こちらで注目すべきは、そのホテルの部屋の快適さ!
泊まった部屋は、キッチン付きのリビングルーム、キングサイズのベッドのあるベッドルーム、広いバスタブと洗面台のあるバスルーム、そしてベランダ。ここに住めたら最高!と思わず言ってしまうようなつくり。キッチンにはお皿やカトラリー、日本の3~4人家族用くらいの大きさの冷蔵庫もあり、家族で住めるような家を彷彿とさせます。滞在してホームパーティが開けてしまいそうな充実した部屋です。
ラディソンブルに惹かれたのは、中央にあるプールやウォータースライダーがあったこと。ホテル中央のプールでは水に浸かりながらお酒やドリンクが飲めるプールバーも10席ほどあり、リゾート感が味わえます。
プールは比較的浅めで、エリアごとに子供たちが遊ぶ場所、アダルトオンリーの場所、メインと分かれています。が、メインはファミリー層なのか、子供たちやファミリーが気兼ねなく遊べる雰囲気。大人はビーチチェアでのんびりしている人も。私たちはすぐに飽きてしまい出てしまいました。笑
レストランの横にはサンセットを望める海に面したテーブルと椅子があり、そこでご飯を食べるのはよかったかも!と思いました。ただ、海は全体的に綺麗ではなく、非常に濁ってました。。カジュアルで気軽に立ち寄りたい場合に、使いやすいホテルだと思います。
一番印象的だったのは、プールに浸かりながらフィジーの文化を体験したり、ファイアーショーを観ながらコース料理が食べれるロマニ・ワイのディナーコース。
19:00の予約の1回のみで、遊びに来たお客さんたちとともに水に浸かりながらフィジー料理を食べるという極めて特異な経験ができます。
私たちはなぜかそこできていたニュージーランド夫妻と向かい合わせの相席になり、仲良くなるというさらなる珍しい体験もありました。
(多分、通常は2名だと2名席に案内されるはずなので、普通であれば起こらないかもしれません。ご安心を!)
※ディナー開催日は、ホテル備え付けの案内リーフレットには特に記載はありませんでしたが、各種旅行サイトだと毎週月曜日という記載になっています。詳細はホテルにご確認ください!
ホテルとして目立った気になりポイントはありませんが、綺麗な海は見れないので、海を見たいならやっぱり島のステイをおすすめします。
家族、小さい子連れが多いのでカップルでしっとり、という雰囲気ではありません。
元気いっぱい、豊島園やよみうりランドの海外版(そんなにアトラクションはありませんが笑)という印象です。
総括すると、
- ザ・リゾート地のホテルとして滞在するなら十分。ホテルの応対やサービスも十分です。
- が、フィジーを満喫するなら不十分。おそらく近くのシェラトンやヒルトン、ダブルツリーバイヒルトンも同様です。やっぱり離島を選びましょう。
滞在中の満足度は3番目でした!
5.おわりに
フィジーのイメージである、青い海、美しい海水魚、揺れるヤシの木(や落ちてくるココナッツ)など、十分に島の良さを感じながらとびきり滞在を楽しむなら、やはり離島ステイがおすすめ。
ただし、3つ泊まったからこその魅力の違いもわかり満喫できたので、ちょっぴり忙しくともそんなステイもありだな、と思ったのでした。
今回紹介したホテルを参考に、島々の中で自分のお気に入りのホテルを見つけるのも、きっと旅の醍醐味。ぜひフィジーに行った際は、素敵だなと思ったこと、気になること、語れるホテルを見つけながら自分の一押しホテルを探してみてはいかがでしょうか。