誰かへの愛やアクションは、自分をきっちり満たしてから。
いくつかあるテーマの中で、さいきん気付いた大切な気づきがこれでした。
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「人の役に立つ人間になりなさい」って、本当に大切?
私たちは、小さい頃から「人のためになる人間になりなさい」「役に立つ人間でありなさい」という言葉を、あまりにもよく聞いてきた気がします。
確かに、人のために愛やアクションを起こせる人は、とても豊かで優しい。でも、ここには本来、気付いておくべき大前提が潜んでいる。そして、それは意外と誰も教えてくれないと最近強く思っています。
本当の答えは、「自分が先」「他人は後」
一番やるべきは、「自分が何を幸せに感じるのか」という問いに対して、スラスラと答えられて、その選択肢を山ほど持って実行できるか。「もう、わたし、お腹いっぱい!」と、幸せになるアクションに飽きるほど埋もれてみることができるか。
人のためは、その後でいいと思うのです。
順番を間違えると、黒いモヤモヤが襲ってくる
もし、自分を満たしてないのに、人をみたすことを考えると、どうなるか。
自分に制御できない、黒いモヤモヤが心に溢れてきます。
「自分は何もしてもらってないのに、他人にはしてあげるんだ」という、どこからかもわからないダークサイドの声が聞こえてきます。そして、それは、自分の力で止めることができません。
そして、自分のことを自分でちゃんと満たしている人を見ると、イライラします。
(自撮りをしたり、自分の好きなものをきっちり主張したり、何も気を遣わないで自分の食べたいご飯を真っ先にとったり。例えば、こんな感じでしょうか)
自分を先に満たすことが悪、というトレンドはどこから来るのでしょうか。
この流れを断ち切れたら、もっと健やかでハッピーな世の中の雰囲気がやってくるのかもしれない、そう思っています。
“誰かのため”をお休みするためのアクションプラン
一旦、”誰かのため”を「おやすみ」する日があってもいいと思うのです。
そんなアクションプランを、書いてみました。
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- 誰かのために、気を使って話すのをやめる。
- 一緒にいるのが嫌なら、お金を払ってでも一人の空間を確保する。
- 誰かにあげなきゃいけないプレゼントを勇気を持ってやめて、その金額で自分の欲しかったものを買ってあげる。
- 誰かがきっと必要だから、これがないと困るから、と先回りしていたことをやめて、困らせてみる。
- 送ってきたLINEを返さない。SNSに返信しない。
- 誰かの話に、「そうですよね」と共感しない。
- 小さなことから大きなことまで。
一番優先するのを、自分にする癖をつけてみるのです。
できるレベルでまずは小さく初めて、できるようになったらちょっとずつ大きくしていくのがポイントです。
誰かのために生きなくても、思った以上に支障がない
誰かのために何かすることをやめても、世界は意外に変わりません。
本当の友達なら、気が向いた時にLINEを返しても、また仲良くしてくれます。
プレゼントだってあげなくても、長年の絆は壊れない。
本当に自分のことを大切に思ってくれる人なら、その人が自分を満たして幸せにしてあげることに、拍手喝采を送ってくれるはず。そう思うのです。
守ることは「自分が先」「他人は後」
何度でも言いたい。
これまで、何年も、何十年も、他人の幸せを考えてきた心優しい人がいるならば。
一旦全てを忘れて、他人のことも忘れて、自分のことに集中してほしい。
きっと、自分のことに集中して、とことん満たしていった後に、溢れてきたもので、きっと他人のことを、もっと幸せにできるから。
そんな世界が、じわじわと、実現していきますように。