PARALLEL CAREER

わたしの複業実践録:10年の軌跡

こんばんは!まいまいです。
10年会社員として勤めながら、10個以上の副業を経験してきました。

今日は、会社員が複業をすることのメリットと、複業について「こうあったらいいな」という考え方について書きたいと思います。

Contents

なぜ複業をしているのか

私は、新卒から企業に所属して約10年が経つ会社員。
複業として掛け持ちした活動を始めて、約7年ほど経ちます。

私の、複業(副業)を始めた動機は主に3つあります。

① 稼ぎたい、けど、現状の生活は守りたい
② 起業のためのスキルを身に着けたい
③ 本業で成果を上げれなさすぎて絶望したので、別の分野で勝負したい

「ぼんやりとやりたいことはあるけれども、すべてを振り切るほどのものを見つけていない」
「何かにチャレンジしたいけど、今の事情を省みると、生活を犠牲にしてまで取り組めない
そんな方は多いのではないかと思います。

現状を変えたいけど、すぐに今の環境をバッサリ切り替えるジャッジなんて、簡単にできるわけない。
収入が0になるかもしれないのに、フリーランスへの転身なんて思い切れない。

どんな現実があったとしても、大きく犠牲を払うことなく、まずできることという視点で複業という切り開き方がスタイル的にもっとも選びやすいと思います。

複業実践録:私のこれまで

私は、入社して今まで約10年間、ほぼ会社員+αの何かしらの活動を掛け持ちしていました。
当然、時間もエネルギーも毎日使い切るほどでしたが、なぜそうしていたのか?どんな軌跡があったのか?を、参考のために書きたいと思います。

・ 社会人1〜3年目、とにかくリアルの人に会いまくる

会社で上手くいかず、とにかく現状を打破したかった私。
google検索してみても、怪しい起業塾や副業しか見つけられず、身近なご縁を通じてとにかく多くの人に会いまくりました。
今お仕事をさせていただいているのは、すべて元をたどればここからのご縁。
誰を取り上げても、未だに頭が上がりません…。

・出会った人を頼って、活動の幅を広げる。
無償から有償まで、頼まれたものを雑食的に引き受ける。

ここからは、オファーをいただいたものをとにかく引き受ける”雑食”状態。
大手メーカーの企業のサービスや商品をPRしたり、企画を考えたり、小規模トークイベントを企画したり。
「次の実績につながるから」と、材料費も人件費も無償で受けました。
イベント企画、作品撮りの装飾、美容ブースのお手伝い、もう単発でとにかくなんでもあり。

とにかくこの時のモチベーションは「会社のカルチャーになじめない自分が嫌い」「会社で他の人のように成果が出せなくて悔しい」という負のマインドでした。
今思うと、この負のマインドがなければ、きっとこの実績は持てなかったんだと思って、かえって感謝をしています。

その後、縁あって複業で1年半、とある女性向け大手メディアのライターになりましたが、ここが一番のスキルアップのポイントでした。

フルタイムの本業の傍ら、週1~2本、多いときは週3本の記事をUPしていました。
行き帰りの電車や、出社前の時間でカフェで書くなんてこともざら。
本業も残業が多いなか、毎日時間との戦いでした。

ただ、ここでお金をもらいながらライティングスキルを取得することができたので、今でも一番のベーススキルとして重宝しています。
当時は、ライターとしては未経験の私。
今思えば、一番のラッキーだと思っています。

・ 社会人4年目〜9年目。社外プロジェクトを引き受け、活動の幅を広げていく

この辺りから、いろいろチャレンジの幅を広げていきます。

    • 観光サービスのSNSの発信、ブランディング
    • 小規模イベントの企画、ストーリーづくり
    • 400名が集まる、飲食イベント主催
    • スタートアップのビジネスモデル構築手伝い
    • HR企業の採用広報note記事執筆
    • 食品会社のレシピライティング、撮影のアシスタント
    • 医療系事業会社の新規事業提案のサポート
    • コーヒースタンド開業の進行管理・収支計画作成・プレスリリース執筆
    • ほか

 

無償・ボランティアのものから有償のものまで様々でしたが、依頼主の方を信頼していたり、ぜひプロジェクトをきっかけにもっと仲良くなりたい!という思いがあれば、基本的には二つ返事で受けていました。
数ヶ月〜1年程度の短期のものが多かったので、都度更新していました。

ここから学んだことは、「まずいろいろやってみる」というフットワークの軽さと、ちゃんと自分にとっての「資産になる仕事」をしているかを見極める重要性です。

「フットワークの軽さ」については、基本的に転職で渡り歩いていない限り、一箇所のカルチャーに数個の職種だけではほとんど自分が何が好きかなんて気づけないからです。「やってみる→違う」「やってみる→これも違う」という、無数のトライ&エラーを繰り返す、カッコよくいえば PDCAを高速で回す!的なイメージで、特に20代は色々トライしてもいいのかなと思っています。

「資産になる仕事」についてですが、基本的に、時給や単価が定められているものは、その単価で他の人に振り分けることもできるということになります。つまり、複業をしつつも同じような仕事をしている場合は、結局所属の会社が増えただけで時間の切り売り感覚は変わらなくなりがち。

ちゃんと時間を費やすなら、スキルがつくのか?財産(経験)になるのか?最終的な自分の未来に繋がるのか?は考えておくと良いと思います。つながらないなら、お金をもらわなくても、やりたいことを磨く方を優先した方が良いと思います。

人により考え方は違うと思いますが、個人的な会社員の王道だと思うロードマップは以下だと思います。

① 本業で可能なかぎり成果を出す。手を抜かない。できるだけ自分の得意で負担にならない労働にする。
② 本業または複業をすることで、自分なりのオンリーワンなスキルを磨く
(報酬はない場合も自分が納得していればOK)
③ 自分の独自スキルを活かして、時間の切り売りにならない自分だけの仕事の枠を広げていく

このブログでは、これらについて、私も道半ばではありますが、③の実現方法についても模索しながら書いていきたいと思います。

残っていく「続くもの」。それがきっと自分のライフワーク

こと自分のことについて書くと、寄り道だらけ、数々のプロジェクトをわたり歩き経た私ですが、最終的に残ったのは以下でした。

  • とにかく、文章を書いたり話したり、表現することが好き。まだ多くの人が知らない価値観やサービス、おもしろい人やことを、世の中にもっと知ってもらいたい。
  • みんなが自分らしく生きるため、特に情熱を持てる仕事や自分の思いに気づいてモチベーションアップができる人になりたい。
  • (やっぱり)オシャレやファッションって、楽しい。

 

「デザイナー」も「装飾ができる人」も「イベンター」も、どの道も極められなかったけど、少しだけ抽象度が高い、上記はこの人生でもう10年も続いてる。
わかりやすい肩書きや名前はつけられないけど、これこそが私のライフワークなのではないかと思っています。

私は多くのプロジェクトを経験してきました。
その中で、どのプロジェクトに参画しても、最終的に突き当るのは、
「そのプロジェクトを本気でやりたい人がいるかどうか?」
「その場所の中心にいる人が情熱があるか?」
「そもそも、その人は自分らしい人生を生きているのか?」

という、「人」に集約されていくのだと思います。
自分がどんな人で、何に興味があって、何を続けているのか。
「モノ」から「コト」、さらに「ヒト」の流れは、ますます加速すると感じたのでした。

今私にできることは、人との対話と、その人がどうやったら自分らしく生きれるかを問い続けること。
特に複業については、長らく経験したジャンルでもあるので、ぜひ一歩踏み出したい人の力になりたい。
自分のできることを生かしながら、ブログやTwitterをきっかけに、多くの人が活躍できる未来を目指したいなと思っています。

複業を通じて「こうなったらいいな」と思う未来

現在、複業(副業)実践者としては、私自身もまだ道半ばの状況です。
ただ、一つ思っていることがあります。

今、「副業(複業)」として検索すると、その多くが、IT系のスキル(プログラミング)」として上がってきます。
もちろん、それがよくないということでは全くなく、何ならそのエリアでキャリアを磨けばよかったな・・・と思う自分もいます。

だからこそ、人に「私になんてスキルが一つもないよ」と思わせてしまうことがあると思っています。
特化した市場価値の高いスキルだけが目立つ。でもそんなことはなく、本来はもっともっと、複業はジャンル広く取り組めるもの。
一歩踏み出して、週末に今のスキルを他社で試すもよし。
困っている知人を、まずは無償で手伝ってみるもよし。
自分の知っていることを、毎日SNSに投稿してみるもよし。
そんなことから始まった、多様な自分らしい「しごと」に取り組める人を増やせたら、と思い、日々言葉を綴っています。

 

組織に所属しながら、理不尽な上司の発言に悩んでいる人へ。
あまりある魅力を持つのに、価値観の180度違う組織のなかに押し込められて、本来の力が発揮できていない人へ。
十分すぎるスキルを持ちながら、自分の得意と食い違った仕事に配属され悲しんでいる人へ。
この記事が、私の周りにいる、「真に魅力的なのに、何らかの不一致でその人の力が発揮されていない」そんな人の力になりたいと思います。

「毎日楽しい!わくわくする!」
そんな生き生きと過ごすひとを増やし、もっと空気をキラキラさせて、世界を楽しくしたいなと、心の底から願っています。