FASHION

「似合うよ」と言われる服は、自分のイメージを知るヒント

鏡

こんにちは!まいまいです。
ファッション・ビューティに関する仕事に携わりながら、自分らしいオシャレや生き方についての情報発信をしています。

今日は、人との関わりの中でファッションから自分のキャラクターを知るヒントについてお伝えします。
社会人になってからリアルの場で約1000名以上と出会い、その都度ファッションにも向き合った私の視点での気づきをお届けします。それでは、どうぞ!

Contents

「その服、似合うね」の根拠って何?

会社、趣味仲間、同級生との集まりなど、人が集まる場にいく時は、人は何かしらのお洋服やアクセサリーなどの、自分らしいファッションを着て出かけるものです。

そこでよく人から、コミュニケーションのひとつとして
「その服、似合うね」
「その服、ちょっといつものイメージと違うね」
そんな言葉をかけられたことはあるのではないでしょうか。

はたまた、初めて入ったお洋服のお店で
「こちらのお洋服が、よくお似合いです」
「お客さまには、こちらのアイテムよりも、こちらの方が合いそうです」
そんなことを言われることも、少なくないのではないでしょうか。

同時期に複数のコミュニティに所属していた時、
私は、この「似合うね」という言葉が場所によって異なることに気づきました。

わかりやすく言えば、
モノトーンの服が「あなたらしいね」と言われる場所と、
カラフルで柄が目一杯入った服が「◯◯っぽい!」と言われる時が、同じタイミングで起こるのです。
はて「似合うね」の根拠ってなんだろう?と、よく疑問に思ったものです。

「似合うね」は「あなたのイメージに合うね」という意味

顔タイプ診断やパーソナルカラーに代表されるように、顔立ちやその人のベースカラーが導く「似合うアイテム」はある程度存在します。

ただそれ以外の要素として「似合う」を決めるのは「そのコミュニティでの自分自身のキャラクターやイメージ」です。

実は、その人のイメージと服を無意識のうちに重ね合わせているのです。
そのキャラクターやイメージと服がマッチする時、人は「似合うね」といい、そこからずれてくるときに「意外だね」「新鮮だね」と言うものです。

あくまで一つの例えですが、
職場でのイメージとして、普段口数が少なくてクールな雰囲気、仕事の仕方も合理的で中性的な魅力を発している人がモノトーンでマニッシュなスタイルであれば「イメージに合う」と思います。
けれど一点、プライベートではよく喋りよく笑い、やわらかい雰囲気でカラフルや花柄を好むのであれば、この人の職場とプライベートの「似合う」イメージは異なります。

人は、
・雰囲気や基本的な性格
・話し方、話す内容、口数の多さ
・攻めているか保守的か
・個性的か、調和を大事にするか
上記の要素を「トレンド服か、コンサバ好きか」や「色使いが派手か、落ち着いたトーンか」など、洋服のテイストと照らし合わせて「似合う」と言っているものです。

そう、つまり気づかないうちに、「似合う」と言われる服のイメージと、自分がそのコミュニティで演じているキャラクターが自然と一致しているはずです。

人の持つ「似合うよ」なんて、実は超曖昧

そう考えれば、人の持っているイメージなんて実は曖昧です。
ひとつのコミュニティで見せている顔は、その人にとって「とある一面」でしかないもの。

「似合うよ」と言われるのは、「こういう服が(本当に私に)似合うんだ」と思い込むのではなく、あくまで「ああ、このコミュニティでは自分はこういうイメージなんだ」と思うのが良いのではないでしょうか。

もし複数のコミュニティに所属しているのなら、「似合うね」と言われたり、「その服、素敵だね」と言われる服を比較してみるのもおすすめです。
あくまで、その人の「そのコミュニティ内での立ち居振る舞いからなる、イメージ」が、似合うと言われる服を生み出している可能性も十分に高いはず。

「誰かのイメージは、自分の一部であって、すべてではない」
そのことをちゃんと理解しながらも、服から誰かに与える印象は、自分のイメージを知る手段として活用できる基準です。

誰かのコメントはすべて「参考意見」でいい

誰かの持つ「似合うよ」はあくまで「自分の印象の『参考意見』」。

「このコミュニティでは、こういう風なイメージを持たれているんだ」
そんな印象は必要に応じて参考にしながらも、やはり一番大切なのは自分が何を着たいか、どんな自分になりたいか。

ファッションは、会話のきっかけになったり、一体感を得たり、人との関わりをより楽しくするために活躍するツールです。

「似合うよ」というコメントも、自分や自分らしさを知る一つの方法として生かしながら、自分が叶えたい自分探しのヒントとして活用してみてくださいね。