BEAUTY

マスク下に仕込みたい。「自分のため」の秘密の美容法

布マスク

マスクでの制限。明けるタイミングの見えない、今の状態の生活。

これまで通りのメイクが楽しめないし、顔も動かしづらい。なんだか女子気分が上がらない。ずっと、そう思っていました。

マスク生活がスタートした頃は、崩れるベースメイクに、顔の一部しか見えないスタイルが違和感だったこともあり、手を抜く一方。「見えないから、いっか」というマインドがあったのも、確かでした。

それでも、なんだか心が上がらない。メイクの時間が短縮されて、楽になったはずだったのに、毎日のウキウキした気持ちが、どこか置き去りになっていた気がしていました。

そんなもやもや心に、はっとした気づきを与えてくれたのは、劇団雌猫さん作の「だから私はメイクする」のワンシーン。
身一つでドバイに渡った主人公が出会ったのは、アバヤで体を覆ったドバイの女性たちは。そんな女性たちは、アバヤの下は同性でも目を奪われるほどのゴージャス、ビューティ!艶々の髪、思い思いのファッション、メイク・・・公共の場では外に見せることはなくても、自分のために生き生きと自分らしさを謳歌していました。

メイクもスキンケアも、美容全般、きっと誰かのためではなく、本来は自分のためにあるべきもの。わたしにとって、そんなことを思い出させてくれた漫画のワンシーンでした。

今だからこそできること。
今だからこそ、自分のためにもしてあげること。
そんな視点で考えたら、きっともっと美容が楽しめる気がするのです。

マスク生活だからこそできる、そんな視点で考えてみました。

Contents

①あらためて自分の肌状態と向き合い、適切なケアを施す

ここまで肌が覆い隠されている機会は、これまでありませんでした。だからこそ正しいケアを、他人の目線を気にせずすることができます。

毛穴ケアが気になる人は、朝しっかりビタミンCを導入する美容液を仕込んで、一日中聞かせてみたり。ニキビが気になる人は、ニキビパッチなどを使って、集中的に直すこともオススメ。「食事中しかほぼマスクを外さない状況」を逆手にとって、逆にできることを考えてみるのも、日々に希望が持てそう。

また、外出のタイミングは検討すべきではありますが、このタイミングを機にエステや美容医療を施すチャンスでもあります。日光に当てない、他人に見せる機会の少ない機会をチャンスととらえ、ダウンタイムのかかるシミケアなど、今だからこそできることを調べてみるのもいいかもしれません。

②徹底的なリップケアで、つやぷる唇のベースづくり

日常的によく動き、酷使する唇。一番見えない場所でも、動かす唇をとっておきにいたわってあげること。

「リップオイル+ラップ」での簡単な自家製リップパックでも、十分に唇のしっとり、つやぷる感がアップします。ドラッグストアなどで販売されている「CHOOSY」などの専用のリップパックを使用してのケアもできるはず。

タイミングは、誰とも話さなくてOKなタイミング。ちょっとした買い物の時に、通勤があるならば通勤時になど、当たり前の時間を自分だけの秘密の美容タイムに変えることができるかも。

②マスク生活明けのフェイスラインを変える!「舌」エクササイズ

口が見えないのならば・・・とぜひ取り入れているのがこちら。

舌を口の中でぐるぐる回す「シルク姉さん」も日々行っているという、まるで舌の筋トレのようなエクササイズから、両ほほを後ろ側から舌で交互に押して顔周りの筋肉を鍛えるエクササイズなど、マスク下でできることはたくさん。

マスクに制限されて、動かしづらい顔も、積極的に意識することで、マスク明けの顔つきがきっと変わるはず、と信じています。

おわりに

マスク生活は、私は「他人の視線を遮り、自分のことに集中する好機」と捉えたいと思っています。

人がいれば、例えば笑顔をつくる。雑談をする。顔はもっとも他人との接点となる部分。これまでと大きく変わり、その他人との接点を覆い隠すことで自分が意識する自分に集中することができることは、これまでなかったのではないかと思います。

マスク生活が決して望ましいわけではありませんが、マスク生活になったからこそ、気づくこともたくさんあるはずですし、この生活を経てすらも、もっともっと美しく、自分らしさのパワーを上げていきたいと思う気持ちが、前向きなパワーにつながると思います。

マスクだからこそできること。今だからできること。
そんな気持ちを忘れずに、自分らしい美容方法を通じて、毎日の希望が少しでも増えますように。