こんにちは!まいまいです。
ファッション・ビューティにかかわる仕事を10年しています。
今回は「トレードマーク」について。
定義では「ある人物を際立たせる特徴」とありますが、「この人といえばこれ」という個性を持っている人は、記憶に残りやすく個性が際立っていて、昔から憧れを抱いていました。
今回は自分のオリジナリティあふれる「トレードマーク」を見つける方法について書いていきます。
Contents
トレードマークを持っていたとある社長の話
「わたしらしいファッション」は気分が上がるものです。
昔、勤めていた会社のお客さんの一人に
「いつでも小粋に赤の蝶ネクタイを欠かさないおじいちゃん社長」
がいました。
その人は、スーツの色はさまざまでしたが、赤い蝶ネクタイと黒縁メガネは欠かさない。年の割にはまったく堅苦しさを感じさせないお茶目な雰囲気も合間って、数多くの人が訪れる職場の中で、この人だけはすぐに覚えることができたのでした。
あまたいる人の中から、何かしらの記憶に残る個性をもった人とはどこか気になり、魅力的に映るもの。
シンプルな個性ではあったものの、トレードマークに憧れるきっかけの一つになっています。
「トレードマーク」は「自分が毎日しても嫌いにならないもの」がいい
「トレードマーク」=「好きなもの」という解釈ももちろん“あり“です。
ただ、個人的には「トレードマーク」は、自分が毎日身につけても嫌いにならないもの、という言い方をしたほうが、不思議としっくりくるようです。
「ステーキ」は好き。「お寿司」も好き。「小籠包」も好き。
けれど、毎日食べるのは、「お味噌汁とごはん」。
トレードマークは、この、「自分にとってのお味噌汁とごはん」を見つける方に近いのだと思っています。ただし、ちょっぴり自分らしくアレンジしたお味噌汁とごはん、ですが(笑)。
飛び道具の「好き(憧れ)」ではなく、自分がなじむもの、心地の良いもの、それこそがトレードマークになりうるのだと思います。
トレードマークの見つけ方【好み&カテゴリから考える】
早速、自分らしいトレードマークアイテムの見つけ方を紹介していきます。
以下の質問に沿って、考えてみましょう。
自分が好み、身につけることに違和感のない「色」「柄」は?
例)
いつもなんだか黒がしっくりくる。
ボーダーを着ると落ち着くし、自分が自然体でいられる気がする。
どこか黄色のアイテムを身につけていると気分が上がる。
好みの「素材、大きさ、重さ」は?
例)
敏感肌なので、化学繊維ではなくコットンのものがいい。
女性らしさを肌から感じたり、艶っぽさがあるとしっくりくるので、サテンやシルクなど光沢感のある素材がいい。
動きづらさが嫌いなので、軽量の素材がいい。
自分が毎日「ないと気持ち悪い」と思えるくらいつけたいものは?
例)
必ずイヤリングをつけないと落ち着かない。
両指にリングをジャラジャラとたくさんつけて過ごしたい。
ベルトをきっちり締めていたい。
お洋服がメインになるケースもあれば、小さめのパーツでアクセサリー、ネイルかもしれないし、ファッション小物でスカーフやストールかもしれない。
どのポイントが「自分の中で一番大事」なのかを知っておくのは、結果的にお買い物の満足度も高めることにつながります。
トレードマークの見つけ方【言葉から考える】
見つけ方のヒントは、「いつでも」と「三昧」です。
この言葉と、叶えたいスタイルのワードをくっつければ、自分が見つけたいスタイルが浮かび上がってきます。
①いつでも「 」。
いつでも、「花柄でロング丈のワンピース」。
いつでも、「手元がぱっと明るくなるようなマルチカラーのネイル」。
いつでも、「環境にも優しくて着心地の良いナチュラルカラーのお洋服」。
自分が「いつでも〜したい」と心底思えるものが、自分のスタイルのヒントになります。
ミニスカートが好きでも、「いつでもミニスカート」はちょっと疲れてしまうかもしれません。
逆に「いつでもボーダー」は何の違和感も持たずに着れるかもしれません。
いつでも〜。ヒントになりますよ!
②私は「 」三昧。
私は、「今の気分を感じるアクセサリーの重ね付け」三昧。
私は、「ラグジュアリー気分にうっとりできるハイブランドのバッグ」三昧。
私は、「朝のメイクの仕上げが楽しくなるようなカラフルなアイメイク」三昧。
なんとか三昧、無限に出せそうですが、書いていくと正直どれもとても楽しそうです(笑)。
イメージは、「もう飽きるほどずっとできるくらいたくさんある状態」くらいのイメージでしょうか。
なんとか三昧が叶うなら何する?
そんなウキウキした気持ちで、時には周りの友達と考えてみてはいかがでしょうか。
わたしの「トレードマーク」候補は?
ちなみに参考までにですが、私の今のトレードマーク候補は、以下の通りです。
大振りのシルバーイヤリング>シルバーブレスレット>柄のスカーフ>大柄のボトムス・・・etc
とにかく、耳周りはシンプルでも存在感のある品のあるものをつけたい。
手や腕の肌が綺麗なので、そこを引き立たせるようなごつめのブレスレットが好き。
シンプルな装いが好きだけど、首元は重いアクセサリーが好みではないのでスカーフで華やかさを。
という感じです。
自分のファッションのお買い物をしながら、自分らしいアイテムを見つけていくのはお買い物の醍醐味。ぜひ考えてみてくださいね。
自分の「トレードマーク」を知ることは、自分の優先順位を知ること
トレードマークは、つまり「自分が一番大切にしているところ」。
そして、同時に他人に「わたしはここを大事にしているんですよ」と、他者に向けて表現できるツールでもあります。
ファッションは、コミュニケーション。
自分のことを知り、相手にも自分のことを伝える。そんなファッションの楽しみ方をこれからも伝えていきます!ぜひ、お楽しみに。