FASHION

「自己投資」にならないお洋服の買い方 〜私の失敗談から〜

洋服を選ぶ人

こんにちは!まいまいです。
ファッション・ビューティにかかわる仕事を10年以上行っています。

今日は、私の「失敗談」を題材に、「自己投資」にならないお洋服の買い方について書いていきたいと思っています。

ファッションは自分の気持ちを高め、セルフイメージ向上にもつながる“自己投資”にも有用なツール。けれど、一歩間違うとただの「消費」「浪費」になりかねません。

「おしゃれになりたいのに、いい買い物ができない」
「なぜ、うまく買い物ができないの?」
そう嘆いていた、かつての私を思い出しながら記事を書きました。

Contents

「洋服を買うのがが苦手」なかつての私

私は、月10万以上、年間100万以上をお洋服やアクセサリーの購入に費やしていました。とにかく買う量も半端なく、毎月ショッパー(ショップ袋)がどんどん溜まっていきます。
ただしその割に、毎日「全然着る服がない」と嘆き、センスが良すぎる周囲に気後れして「周りのおしゃれについていけない」と悲しんでいました。

そこから10年弱がたち、今は、こんな状態になることができています。

・毎日着る服がちゃんとあると思える
・自分が「着心地の良い」スタイルがわかっている
・新しいものを買うと、1個買うごとにコーディネートが広がって楽しい
・毎日「なんかいい」スタイルでいられる
・「自分らしい」ファッションの軸が何かわかっている

この違いはどこにあるのか。
かつての自分がやりがちだった「ファッションの買い方」を思い出して、記載していきます。

お洋服の買い方 やりがちな失敗例選

①「実際に着るか」より、その服が可愛いかどうか、で判断してしまう

お洋服は可愛くて素敵。これはもう、当たり前です(笑)。
ただし、自分が「実際に着れるか」ということは別。
買う上では、「自分が毎日ちゃんと着れるか」をみるべきです。
手にとって、明日すぐ着るイメージがわいたら合格。ブラウスなら、袖を通して、パンツを合わせる?靴は?帰ってきたら、どうやって洗う?クローゼットに保管するときはどうする?そんなことを考えてみると、「OK」「NG」がわかってきます。

②節約して、1つのお店で1点しか買わない

私がよくおちいった「もったいないから、1点だけにしよう」の癖です。
同じブランドの服は、テイストが多少違っても、カラーやシルエットなど、どこか共通点があってあわせやすいようにできています。他ブランドと合わせるよりも、微妙な色味、素材の感じなど、合わせやすさが格段に違います。
一つ欲しいものが見つかったら、勇気をもってその服と一緒に着用することができるもう一つを買ってみることをおすすめします。そうすると、自分のお洋服のコーディネートの幅がぐっと広がるはず。

③お店に入るごとに、「なりたい自分」が変わってしまう

お洋服のお店は、お店ごとにたくさんテイストが分かれています。
エレガントなお嬢様を彷彿とさせるようなフェミニンなスタイル。強くて意思あるちょっと個性的なスタイル。女性はどんな面ももっているせいか、日によって惹かれるテイストが変わったり、気分によっても変わると思います。
この「気分で変わるスタイル」がベースになると、洋服選びは格段に大変になります。「エレガントでフェミニンな女性のイメージ」で一着スカートを買ったと思えば、「強くて個性的なモード」なお店でトップスを買う。この2つが合うわけがないんです。

20代までは特にこの自分らしいジャンルを見つけるのに時間もかかりますが、クローゼットを客観的に振り返ったり、プロのアドバイスとともにスタイルを固めていくのも有効な手だと思います。

④自分を持たず、店員さんのイメージに振り回される

ショップの店員さんは本当に優しく、親切です。
似合いそうですね、何を探していますか、こちらもおすすめです。いろんな言葉とともにたくさんのサービスをしてくれます。ただし実際、自分のスタイルが固まるまでは、どうしてもその「プロのアドバイス」に必要以上に影響されてしまいます。

あのお店ではこう言われた、でもこっちのお店ではこうだった、こんなお店や店員さんごとの言うことに影響され続けていては、いつまでたっても自分のスタイルが確率できません。時には「受け流す」スキルを持ちましょう。

4つのことをまとめた結論は、
「自分軸を持ち、実際に自分が着れる服」を着実に買い揃えること。
これに尽きます。

今の自分から離れているものを買う必要もないし、誰かのアドバイスに必要以上に耳を傾ける必要もない。毎日手の届く等身大な買い物を積み重ねていくことで、本当の「豊かなファッション」を手に入れることができます。

失敗を経て得られるもの

記事にまとめたものの、私は「最初はとにかく失敗前提でいいからいっぱい買ってみる」ことも、とてもいいと思っています。

「買ってみて、似合わなかったな」
「ウキウキして選んだけど、ぜんぜん着る機会ないや」
「何回か着てみたけど、やっぱりしっくりこない」
そして失望しながらフリマアプリに出す・・・そんなことを繰り返しながら、自分の「服の買い方スキル」も磨かれるのだと思います。

ちなみに、参考までに、色々な経験を経て見つけた私のスタイルです。

・色は、パステルや淡いベージュよりも、黒やネイビーなど濃色が似合う。曖昧なカラーよりも、パキッとコントラストがついたほうが顔が映えやすい。
・トップスよりもボトムス(スカート・パンツ)にインパクトや柄があったほうがまとまりやすい。
・個性がある色や柄は、上下の組み合わせで考えると服を選んでしまうので「ワンピース」でとことん取り入れる。
・靴はヒールが嫌いなので、歩きやすいスニーカーやフラットシューズに合う超ロング丈のものが着やすい。
・「動きづらくなる」ものが嫌いなので、アクセサリーや装飾品は重いものを避ける。なるべく軽量なもの、つけていることを感じさせないものを選ぶ。

過去を経たからこそ、一番自分の気に入ったクローゼットができつつある現状です。
そのチェックポイントや考え方のヒントは、この記事を読んでくださる誰かのために、いつかまとめてみたい!と思っています。

読んでくださる方が、よりファッションを自分らしく、自由に楽しめますように。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!