こんにちは!まいまいです。
今日は、複業を通じた「わらしべ長者」的スタイルで、複業をきっかけに自分らしい仕事を獲得するための方法をお伝えします。
Contents
「何も持ってない」「何もできない」と思いがちな会社員
多くの会社員は、このように思っている人も多いのではないでしょうか。
- 長く働いてるけれど、自分にはとりたてたスキルがない
- 自分には、何も評価すべき点がない
- 会社の外に出たら、通用するかわからないから転職も不安
多くの人は現状に不満を持っていても、上の不安な点があるのでなかなか行動がしずらいと思っているもの。
会社の中で評価されることはたまにあっても、それはあくまで1社の中の評価。
社外に出たらどう思われるかわからない、という不安を多く抱えているのではないかと思います。
「ないない尽くし」な会社員だった私が、自分の満足する仕事を手に入れるまで
社会人2年目の私は、このような状態でした。
- 入社2年目
- 会社の仕事うまくいかない
- 興味ある分野もやりたいことわからない
- とりたてたスキルがない
- この会社を辞めたら稼げないかもしれない…
一方で、現在は、こんな状態で働いています。
- 入社10年目
- 自分がやりたいと思った複業を選んで、楽しみながら働いている
- 自分のスキルにも一定の自信がある
- 今の仕事を離れても稼いでいけると思っている
どうやって現在の状況になれたのか?
そう考えると、実はヒントは「わらしべ長者」にあるのではないかと思っています。
今回は、具体的な複業の事例とともにご紹介したいと思います。
「わらしべ長者」のストーリー
いわずと知れた、日本のおとぎ話。
最初に「わら」しか持っていなかった主人公が、最後には大金持ちになるという話です。
何をやっても上手くいかない貧しい男が、運を授けて欲しいと観音さまに願掛けをする。すると観音さまが現れ、お堂を出た時に初めて手にした物を大切にして西へ行くようにと言われる。
男はお堂を出たとたん転んで一本の藁を手にする。それを持って西へ歩いていくとアブが飛んできたので、藁でしばって歩き続けた。泣きじゃくる赤ん坊がいたので、藁につけたアブをあげた。すると母親がお礼にと蜜柑をくれた。
木の下で休んで蜜柑を食べようとすると、お金持ちのお嬢様が水を欲しがって苦しんでいた。そこで蜜柑を渡すと、代わりに上等な絹の反物をくれた。男は上機嫌に歩いていると倒れた馬と荷物を取り替えようと言われ、死にかけの馬を強引に引き取らされてしまった。やさしい男は懸命に馬を介抱し、その甲斐あって馬は元気になった。
馬を連れて城下町まで行くと、馬を気に入った長者が千両で買うと言う。余りの金額に驚いて失神した男を、長者の娘が介抱するが、それは以前蜜柑をあげた娘だった。長者は男に娘を嫁に貰ってくれと言い、男は藁一本から近在近郷に知らぬ者のない大長者になった。
「まんが日本昔ばなし〜データベース〜」より http://nihon.syoukoukai.com/modules/stories/index.php?lid=24
実は、わたしにとって「複業の仕事」は、この「わら」のようなものだと思っているのです。
先に挙げた、「2年目で何の自信もとりえもない会社員」だった私が、以下の①から③の順を追って、徐々に「わらがみかんに、みかんが反物に」なっていく感覚を覚えています。
今日は、参考になるように、実践緑を交えてご紹介します。
会社員の複業の「わらしべ長者」ヒストリー 〜実践から
大切なことは、「今持っているスキルを軸として仕事を受けて、仕事を通じて新たなスキルを獲得していく」ことです。
私の実例をご紹介します。
フェーズ1
大手メーカーで働く友人に、アンバサダーとして商品を盛り上げてほしいとオファーを受けた |
【なぜ声がかかったか?】 ・女性向けファッションやトレンド商品を扱う本業から、「女子の気持ちがわかる」「会を盛り上げてくれそう」と思われていた。 【持っていたスキル】 ・女性向け商品・サービスやトレンドの基礎知識、人に伝えて巻き込める基礎スキル 【新たに獲得したもの】 ・イベントの運営経験、人のつながり |
---|---|
フェーズ2
大手キュレーションメディアにて、ライターとして記事を執筆した |
【なぜ声がかかったか?】 ・女性向けファッションやトレンド商品を扱う本業から、スキルはないが「女性の気持ちに共感した記事を書けそう」と思われていた。 ・①で会った友人のご縁で紹介をしてもらった。 【持っていたスキル】 ・女性向け商品・サービスやトレンドの基礎知識 【新たに獲得したスキル】 ・ライティング |
フェーズ3
社内有志団体にて、団体のサイトを作り、インタビュアーとしてインタビューし記事を執筆 |
【なぜ声がかかったか?】 ・自分で「やりたい」と立ち上げた 【持っていたスキル】 ・ライティング力、傾聴力 【新たに獲得したスキル】 ・インタビュースキル、インタビュー記事執筆スキル ・フリーソフトでのサイト制作スキル |
上記のように、
・本業のスキルや自分ができそうなことを軸にする ↓ ・仕事やプロジェクトごとに新しいスキルを獲得 ↓ ・次回以降の仕事やプロジェクトに生かす |
この順番で仕事を回し続けています。
参考までに、私が数々のプロジェクトを経て経験したことを一覧にすると、
- イベント運営(数十人〜400名)
- ライフスタイルメディア用記事作成(1000〜2000文字)
- インタビュー、インタビュー記事作成(3000文字〜6000文字)
- プレスリリース執筆
- 採用向けの企業紹介文作成
- 採用目的の企業紹介パワーポイント作成
- 企業の新規事業、新規システム投資案件の事業計画書作成
- 飲食店の収支計画書
等・・
いま、自分は携えるスキルが増えたおかげで、以前と比べてかなりの安心感と仕事を選べる自由を持っていると思っています。
大切なのは最初の「わら」に気づき、交換し続けること
ここで、最初にお伝えしたわたしにとっての「わら」は、これでした。
- 女性向け商品やサービス、トレンドを扱う本業で持つ、女性向け商品やサービスのマーケティングスキル
私にとって継続していた本業で、唯一ぶれずに継続して磨かれているスキルです。
「マーケティングスキル」と格好良く書いていますが、ただ会社に従事していただけ。
それでも、他の組織や外からみれば、それは魅力的に写り、評価してもらえたのです。
大切なのは最初の「わら」に気づき、それを「交換しよう」という人を見つけて、より良いものに交換し続けること。
会社員をすぐ辞めずとも、まずは会社員のベーススキルを軸に、自分らしい仕事にどんどん交換し続けていく。
そんなことが、特に複業ならリスクをとらずにできるので、心からお勧めしています。
社会人経験を3年以上やっている人なら、必ずしも1つは何かスキルが手に入っているはず。
そのスキルという「わら」に気づいて、どこか求められるところに提供してみることから、何かが始まるかもしれません。
誰でも”わらしべ長者”になれる。
いかがでしたでしょうか?
「わら」は宝物であり、誰しもが持っているもの。
でも、それを自分が宝物と思わない限りは、やっぱりただの「わら」なのです。
毎日7時間以上をかけて手にした、会社員ならではの積み上げた自分だけのスキルを生かして、ぜひ楽しみながら新しいチャンスを見つけてみませんか。
まだ眠っている得意なことや魅力的なスキルに、一人でも多くの人が気づけますように。
ぜひ、参考になれば嬉しいです。