RESTAURANT

東京で燕三条の魅力に出会う。「Tsubamesanjo Bit TOKYO」で感じるものづくりと“味”づくりのこだわり

先日、東京駅・日本橋駅にある新規オープン施設「TOKYO TORCH Park(トウキョウトーチパーク)」内にある、「Tsubamesanjo Bit TOKYO(ツバメサンジョウ ビット トウキョウ」に行ってきました!

「TOKYO TORCH Park(トウキョウトーチパーク)」は、2021年にオープンしたばかりの常盤橋タワーの施設の名前。その1Fに集まる飲食店はどこも広々としたテラス席があり、街に開かれた開放感あるスペースが魅力です。
今日はそんな「TOKYO TORCH Park」の最も北側に位置するイタリアンレストランをご紹介したいと思います。

Contents

「Tsubamesanjo Bit TOKYO」とは?

「Tsubamesanjo Bit」は、新潟県に本店を構えるイタリアンレストラン。現在、新潟県内と東京・銀座でも店舗があります。今回お邪魔した東京駅の店舗は、東京銀座に続く2店舗目の店舗です。


燕三条イタリアンBit
https://tsitalian-bit.com/main/

同店がスタートしたのは新潟市から。首都圏のホテルで腕を磨いたシェフの秋山武士さんが、新潟に自身のお店をオープンしてから、あらためて燕三条の地場産品の質の高さを改めて感じたそう。
それ以来、東京の店舗も「燕三条を発信すること」をテーマに、東京と新潟の拠点でコンセプトを実現するお店づくりを手掛けています。

店内に点在する燕三条が誇る「もの」と「職人技」

実際に店内には、燕三条の職人技を随所に感じられる「もの」の数々。
カトラリーや、チタン製の提供される水のコップ。美しい模様の施された皿に、テラス席では人気のスノーピークのテーブルと椅子を用いた咳など、実際に目に入って手に触れるさまざまなものに、燕三条生まれのものが使われています。

客席に引かれているランチョンマットには、店内で用いられていると思われるものづくり企業の名前がずらり。
まさにお店に入ると「小さな展覧会」のような気分。燕三条に訪れたことがなくても、「この会社はどんな『もの』をつくっているんだろう?」と興味が湧く空間です。

ランチセットの内容は?新潟産の食材を生かした本格イタリアン

ランチセットは、メインの品を選び、前菜・ドリンク・デザートがセットになったミニコース。


前菜は、グリルした新潟産の舞茸・椎茸、フランス産のマッシュルームに、フレッシュいちじくを添えて、新潟の「ヤスダヨーグルト」を使用したシーザードレッシング仕立てのサラダ。
ジューシーで肉厚なきのこは食べ応えがありました。

今回はメインに「渡り蟹のトマトクリームスパゲティ」をいただきました!
(No.1人気は「北海道産塩水ウニのトマトクリームスパゲティ」。入荷がなかったので泣く泣く断念…!)
たっぷりと蟹のうまみが凝縮したトマトクリーム。パスタは細めで、しっかりとクリームに絡みます。
まるでデザートのような濃厚さのある、リッチな生クリームのようにとろけるこってりとしたクリームパスタでした。

食後にいただいたコーヒーは「雪室(ゆきむろ)珈琲」。「雪室」とは、雪の力で冷やした天然の冷蔵庫で食品を保存していることとのこと。雪国古来の知恵から生まれた手法です。光や感想などによる食品の影響が少ないため、鮮度と美味しさが保てるのだとか。
デザートには自家製パンナコッタも!甘酸っぱいベリーのソースがとろけるパンナコッタと混ざり合う、すっきりまろやかなデザートでした。

小さなエキシビションのようなレストランで、地域と出会う

味が美味しい、そして地域の食材を使っている。
それだけではなく、その地域の魅力をまるごと運んできたような空間。構成されるものひとつひとつにもストーリーと想いがつまっており、提供する側は生き生きとそれを語り、訪れる人はより興味が高まる場所。

味とともに、その町のこだわりや職人技、そしてその地域に誇りをもち生き生きと語ってくれる人の存在が見えるような空間。
「Tsubamesanjo Bit TOKYO」を訪れたら、きっと燕三条に行ってみたくなる。ちょうど見かけた次の月の燕三条のイベントにも、興味津々でした。「Tsubamesanjo Bit TOKYO」で出会うものづくりと味へのこだわり、そしてそれに共感して集っていく人たち。そんな温度を感じられるすてきなレストランでした。

 

※情報は記事公開時の2021/10/16時点のものであり、情報が更新されている場合がございます。